2014-10-18

京都 kyoto その2





10/15  秋晴れ

BUAISOUさんの手の入った シャツと、今では体の一部となっているのミサンガを身につけて
栗駒へ 藍のお花見へ行ってきました

                                            >> 藍の手プロジェクト


                   

藍建てに使う灰汁、昔は竈での煮炊きだったので ご近所さんのお家を歩いて灰をもらって歩いたそうなのですが、今はそうはいかないので、灰を取るために 楢炭を20~25俵買い、灰汁をとっているそう。
 型染めに使うのりも、米ぬかともち米のみ。 発酵の段階も、一切加温をしない。lawfoodのような? 自然発酵を徹底してるのも、いいなあ。 
どんどん 藍の世界に惹かれていきます。

   
     

核廃棄物の最終処理場の候補地に、ここ栗駒の川の上流のほうと、大和町、加美町の3県と、台湾とがあがっているらしい。 どうして国外も候補地にあがっているのかも疑問だけど、、 各地にまき散らさないで、その場にとどめておけばいいのにな。 
正藍冷染の千葉さん宅は、そう、のぼり旗の奥に見える、この候補地の川の流れる すぐそばにある、


今年は 台風やら天気の影響で なかなかタイミングが合わずお手伝いに参加できませんでしたが、
来年からは 藍の手のひとりになっていけたらなぁー、と思っています







5/25、
京北の 革工房TAKUさんの移住先のお宅に到着

畑をいじっている拓さんと、お子さんの麓が迎えてくれました。

      ー 移住して1年で ここまでやるって、大変なことだと思うのです。 ちなみにここは、とうもろこし畑になる予定のところ。間の通り道は、お子さんがおもちゃの機関車に乗って通れるように、というイメージで、、ステキ。


神奈川で出会ったときから ずっと変わらないこのセンス。
ブレないものを持っている人は かっこいいなあ。





タクさんがインド滞在中にお友だちから教えてもらったという 映画「SAMSARA」を一緒に観た


美しくも考えさせられる映像が、次々と畳みかけるように映し出される。
言葉が一切ない分、とても考えさせられたな、
これはぜひたくさんの人に見て欲しいです。 必見!!  *ネットでも見れますよ 

夜は「男はつらいよ」で大笑い。 フラフラ旅をしている自分と寅さんが重なって見えたのでした。



                 TAKUさん作の レザーのパッチワークART



拓さんからの頼まれもの、BUASIOUさんからお裾分けしていただいた 藍の種をお渡しをした

BUAISOUの楮さんが 大学時代にTAKUさんに作ってもらった、というお財布を
今も使っているんだ ということを後で知って、
なんだかこのご縁も 必然的なものに感じたのだった




拓さんが風邪でダウンした日は、ひとりで丹後半島のほうへ足を伸ばしてみた

天橋立を経由して
( ここは行かなくてもよかったかな~(笑)、観光地化された日本三景のひとつ、という印象だった )
目的地の 伊根・舟屋集落へ


湾に沿って並ぶ家々が、1階が舟小屋兼作業部屋兼漁具の保管場所、2階が2次的となった造りの住居で、道路を挟んで主屋がありました。 おもしろい構造。

街中の京都もいいけど、日本海側のこの京都の町並みも好きだなあー、



                              @もりのわ 

拓さん、体調良くならず、、の為、
奥さんの有希さんと&お子さんふたりを連れて 亀岡のもりのわ


今回は銀河電力のイオさんを講師に迎えた “太陽光発電”のワークショップの日

オフグリット型のソーラーシステムは あっという間に組み立てられて、
必要な道具さえ揃えたら わたしにもできそう

電気を買う、という行為を 改めて考えさせられたのでした


その頃 有希さんは青空ヘアーカット、
山をおんぶしながら、小さい体で 今日は5人ほどカットしたそう

昔は表参道のGIRL LOVES BOYで働いていたそうで、
ストリートスナップ雑誌の「FRUITS」にも何度かハントされたこともあるんだって

母ちゃん、かっこいいぃー。




茅葺屋根のお家が多いことで有名な 美山へ

                                  @小さな藍美術館 

田歌舎 → 河鹿荘 → 茅葺屋根の多い集落周辺を お散歩
小さな藍美術館は 休館日、、





有希さんが関わっている、この地域のママさんグループが主催の
映画 「かみさまとのやくそく」 の自主上映会へ

         -山にやーまんな ディジュリじゅんさん

わたしもいちスタッフとして、
午前中は 託児所で子供たちと触れ合いつつ ~ 午後の部では 映画のほうを鑑賞させていただきました


【予告編】

いつになる話かわかりませんが、自分が子供を授かったときの喜び&愛おしさが倍増しそう、

ずーっと観たいと思っていたこの映画、
とてもよいかたちで関われたことが なによりもうれしいです


* 託児所で出会った 和太鼓奏者の平 浩之さんのご紹介



田植えシーズン、
最後は田植えイベント 2days!!


初日ーご近所の 松平さん宅、 2日目ー革作家・ジョンさん宅 のお手伝い

ジョンさん宅でのお昼ごはんは、この辺りで捕れた鹿肉をメインに、各家族で持ち寄りパラダイス。
伊藤家からは、・家の畑で採れた野菜のサラダ ・朝採れのジャンボにんにく ・初女式おむすび を

持ち寄りって、各家庭のお味を楽しめるうえに、勉強になるから 大好き。



“ 一品持ち寄りの循環型社会 ”
最近読んだ本に書いてあった、好きな言葉



                          ー この裸族の妖精が見える田んぼは、毎年豊作になるらしいヨ


                        ー 拓さんと麓



発つ朝に、有希さんが 力がつくように、と 玄米さんを炊いてくださった。
その気持ちが ごはんを余計においしくさせてくれます。

いろんな経験&出会いをさせていただいて 右ふくらはぎの“木”もなんだか成長したような気さえするよ

1週間、ほんとうにほんとうに ありがとうございました!



* 伊藤家の家族の名前が横に一列に並んだ字がストーリーがあって好きなんだなあ、

山 を拓いた 麓 に 希ぼう 有り。



thank you kyoto,
love you kyoto,




be happy,



♪ THE BLUEHEARTS


#正藍冷染  #革工房TAKU

2014-10-14

京都 kyoto その1



去年つくったBEERを 実家の奥地で発見!
プライミングシュガーが多すぎたのか、だいぶ炭酸の気があって 
栓を空けた瞬間に半分ぐらい飛び出してしまうくらい元気がよかった


今年もとりなおして、、
homebrewing~~

     砂糖の代わりに、l今回はマヌカハニーを入れてみました




ヴィパサナーでは お酒は禁じられてたっけ。

徳島から飛んで 西の都 京都へ、








別れは何度経験しても だめでねぇ

BUAISOUさん、お昼休憩を 朝にまわしてくれて 
少しでも長く一緒に居てくれたやさしさ、気遣いに ちょっと泣きそうになるのだった

渡邊さん、楮さん、ケンくん、楽しい時間をどうもありがとう、
青森、山形、宮城、、東北出身者が ここ徳島に集っていることの奇跡に感謝を


BUAISOUさんの商品を扱う セレクトショップ・フナトトに立ち寄り、
岡山の児島のハローワークでセミナーを受けて

そのまま京都入り


そう、ずっと興味を抱いていた ヴィパサナーを受けるため
ダンマバーヌへ



今回は生徒として、
5/13~5/24の朝までの 10日間コースを

流れとしては、こんなかんじでした
>>
4:00  起床          
4:30  瞑想          
6:30  朝食 (菜食中心)   
8:00  グループ瞑想     
9:00  瞑想          
11:00  昼食 (菜食中心)   
13:00  瞑想          
14:30  グループ瞑想    
15:30  瞑想          
17:00  夕食 (フルーツのみ)
18:00  グループ瞑想    
19:00  講話~瞑想     
21:00  就寝          


正直、今の私には 雑念が多すぎるのか 動かずに同じ体勢ででいることに耐えるので精一杯で、
瞑想にだけ集中ができた時間は ほんの数えることのできるぐらい、

でも、わからないなりにも、
今の生活のなかでも なにかをリセットしたいときには必ず坐っています


自分にとっては、宗教とかではなく 生きていく術のひとつ?っていうのかな

いつか 自分のものにしたいなあ


ヴィパサナー中は、書物を読むことも 文字を書くことも禁止されているので
この間だけはずっと続けていた手日記が書けなかったのだけど、頭の中に記しておけた記憶をここに残しておきたいと思う

#  同じ部屋の人曰く 寝言がひどかったらしい。
覚えている夢がひとつ。 皮をはがされた 首だけの牛。何十頭ものその生首に囲まれながら、見つめられながら 牛肉を食べないといけないという状況。 苦しくて苦しくて、食べれずにいた。 と、そのとき!なにかに わたしが食べられそうになり、きゃーーーと叫んだ。
、ら、実際にも叫んでいたようで目が覚める。(笑)
同室のみなさんに、沈黙がとかれた日に 謝った。

# 徳島の鳴門から来ていた、妊婦のひづるさん。日が出る、と書いて、ひづるさん。すてきな名前だ。
そんなところから 名前の話になって。 「マイっていい名前だよね、」 ありきたりな名前だから、そんなことを言われたのははじめてだった。 麻が入ってるからかな?麻好きなかたなのだと(勝手に)思い込んだ。 そうしたら、アマゾンの奥地に住む シピッポ族という民族の言葉で、マイ=地球、母、、などという意味があるということを教えてもらった。 とても、とても嬉しくなって、自分の名前が愛おしくなった。  あとから気になって調べてみたのだけれど、シピッポ族は書き言葉を持たない?ため、なにも情報がひっかからなかった。 ひづるさんのお友達が この民族を訪ねたときに 口伝えで教えてもらったものらしく、その情報を教えてもらえたことに なにか意味を感じたのだった。


同じ時間を 同じように10日間も一緒に過ごしていると 不思議な親近感が生まれるもので。
最終日に話がはずんだ、まちこさんfrom高知、アヤさんfrom淡路島、花さんfrom滋賀 をわたしの車に乗せて 一緒に下界・京都の街中へ。



お昼ごはん@菜食庵 padoma

お店に到着すると あらビックリ、!
さっきまで同じダンマバーヌに居た、ひづるさんfrom徳島、のりさんfrom茨城 も そこに居たのでした。

おなじアンテナを持ってるんだね~



真中は車麩のカツ。
お野菜だけでこんなにおいしく食べられるのなら、ビーガンだどうちゃらだ~とか関係なく、んもう野菜だけで十分ー、って思っちゃう。

おいしかったぁ、

こんなお料理と出会った日は 心から ごちそうさま、が出る。

ごちそうさまでした。



街中 ぶらり

この日は、
下鴨神社 → KAPITAL京都店 → 恵文社 → 沖縄料理屋・チャランケ


ここは 外せません


チャランケでは、まだゲストハウスとしては機能してはいないけれど
東京野菜化計画をやっていた ディジュリじゅんさんの知り合いということで、特別に泊らせていただきました

同室になった kinskiちゃんfrom香港と少し話を。
これから岡山へ向かうということで話が盛り上がり、教えてあげられるだけの情報を伝えた。


翌朝は モロちゃんに教えてもらった@六曜社でモーニング


福島・昭和村の織姫 さきちゃんの弟・太郎くんが勤めるパン屋・キートスでお土産を。
店内にはだ~れも居なくて、セルフサービスには戸惑っちゃったなあ。(笑)

このあとは、
おたぎ念仏ギャラリー啓 → 西洋民芸の店・GRANPIE → 小泉楽器 → VILLAGE → 古着屋・cambio を散策





夜にかけて、京北に移住した 革工房 TAKUさんファミリーのもとへ、



thank you kyoto,
love you kyoto,






be happy,



♪ 東京月桃三味線



#homebrewing  #VIPASSANA  #東京月桃三味線


2014-10-12

徳島 tokushima その1





むかし、むかし、ずっとむかしのことです。
  山の神様オオヤマツノ命の妹娘コノハナサクヤ姫という美しい女神様が侍女たちと野原で花摘みを楽しんでおられました。そのとき、一羽の白鳥が女神様の足許にうずくまりました。よく見ると羽に矢が刺さり血が流れています。傷が痛いのか白鳥は目を閉じたまま動きません。哀れと女神は侍女に手伝わせ、まず矢を抜き傍らの草の葉で血を拭い、草の汁を注がれますと、緑色の汁は傷口から溢れて、不思議なことに爽やかな青色となって白鳥の羽を彩りました。女神様と侍女たちは思わず驚きの声をあげました。「まあ、美しい」と。優しい手当てをしてもらって痛みも和らいだのか白鳥は青に染まった羽を静かに羽ばたかせ、女神様たちの周りを二度三度、別れを惜しむように廻り、感謝の泣き声をあげつつ空高く舞い上がっていきました。白鳥の羽を美しく彩ったのは藍草だったのです。
女神様はそれで糸や布を染めよと、天から教えられたと悟られ、人びとに藍の草染めを伝えられたそうです。





早朝、宮崎から大分へ向かい
そこからフェリーで 愛媛へ

元KAPITAL児島店店長・西岡さんに教えていただいていた cafeこけむしろにだけ立ち寄り、
すぐに 岡山は児島入り。

SOHO店にできたばかりの バンダナミュージアムで、
これから訪れる 徳島のBUAISOUさんへのお土産をー



昨年行われた “日本酒まつり”@徳島・池田町、
と 同時に行われていた “うだつマルシェ” にて展示していた彼ら

ただの伝統という枠からはみだして 藍をARTに、よりかっこよく表現していた彼らの作品と人柄に一目惚れ、
同年に行われた kojimarche2013 へお誘いしたのがきっかけとなりました。



児島の後輩・咲季ちゃん&モロちゃんのシェアハウスで2日間お世話になった朝、徳島へ向け出発、


BUAISOUの渡邊さん&楮さんへ、しばらくお世話になります、のほんの気持ちで 
KAPITALのバンダナとバンダナブックをプレゼント、

そうしたら、
ちょうど今、新作で藍のバンダナを作っているとのことで
抜染がうまくいかなかったのがあるから、と、物々交換で こちらをいただいてしまいました
>>



カッコイイーー
sooo cooool

藍を育てる1年の工程をデザインした 本藍染のバンダナ。
このひとつひとつの作業があるからこそ、深い藍の色が出るんだよね。





合流後 すぐに畑へ。
“なかよし君”という農具を使って、少し育った藍の苗を定植する作業を一緒にさせていただきました。






この作業を、ほぼ延々3日間。

同じ一定のリズムの作業が心地よい。
畑仕事が終わったあとの BEERの美味しさったら!








相槌が   「んだ。」   の会話が心地よい。
@徳島 buaisouの句





訪れて3日目の午前中、
kids farmerプロジェクトの藍の講座を受け持つ BUAISOU先生の別の顔を見させていただいた。



この日は【管理の日】、ということで、前回植えた藍の畑の草取り&水やり


このプロジェクトは4年前にはじまった企画だというからびっくり、

震災後にこういった動きが広まって増えてきてはいたけれど
311以前から先見の目を持って 動かれていたことにリスペクト!

畑作業をして、そこでできたモノの販売までを一貫して子供たちに体験してもらうそうです。
スバラシイ。


                             @ハッピーでハッピー定食を


この後、最後の定植作業を。
や~~っと、この大きな畑一面を植え終わりました。 フゥーー


この日は BEERを2本空けてしまいました。



                      ーNYからの依頼の服を染める渡邊さん。日本のアイが海を渡る。



染めだけを行う染屋さんはたくさんいらっしゃるかと思うんですが、

こうやって、汗水たらして、 
畑の作業も、すくも作りも、藍建て、日々の藍のアイの管理も
すべて自分たちでやっているからこそ その自信が 色の強さになっているような気がします






いつかの自分の誕生日プレゼントに染めてもらった 
KAPITALのox職人シャツ、


いつかに見た 青森のこぎん刺しがほどこされた晴れ着、 それは 黒にほぼ近いくらいに深く染まった藍色で、その色がどうしても忘れられなくて。
そういったイメージを伝えていたところ、何度も染めを繰り返してくださったそうで、真っ白だったシャツが こんな色に生まれ変わって帰ってきました 。 イメージ通り。 
むかしは藍も基本節約、薄い藍色の衣服しか出回ってなかったそうなんですが、 年を経るごとに染め直しを繰り返して、年長者の人になるほど自然と濃い藍色の衣服をまとっていたそうな。 
東北出身のおふたりだからか?、わたしの言葉足らずな注文も しっかりと汲んでくださいました。 
( まだまだひよっこ若造なのに、わたしってば 一気にこんな色に仕上げてもらっちゃって。 )

しかも、何度洗濯をしても 色落ちもなく、褪せないんです。 







来週、こちらの地元宮城にて 藍染め文化が残る栗駒町で
藍のお花見があるそう。




BUAISOUさんに染めてもらった この服を身にまとって 遊びにいこう。



thank you tokushima,
love you tokushima,








むかし、むかし、ある村につつましく暮らす母子が住んでいました。
村祭りがもうすぐなのに息子に晴れ着を買ってやれない母親は、あることを思いつき息子に 「紺屋で遊んできな。藍甕にドボンと飛び込んでもいいよ。誰かが助けに来ても知らん顔で、おっ母あが助けに行くまで瓶のなかで待ってるんだよ」。
少しのんびりした息子は白地のきものを着せられて、いつもは危ないと叱られて近づけない紺屋に喜んで出かけ、母親に言われたとおりドボンと音をたてて藍甕に飛び込みました。
助けようとする人たちの手を逃れながら息子は叫びました。「おっ母あ、まだか、まだかよう」。頃合いをみて駆けつけた母親は 「大変だあ。うちの子が瓶に落ちた。さあ、この手につかまりな」といいつつ、息子を助ける振りをして自分も瓶に飛び込んでしまったのです。
こうして母子はめでたく祭りの晴れ着を着ることができました。
すぐに母親の胸のうちを察した紺屋の主人は、苦笑いしていたそうです。







be happy,
for all indigo children








#buaisou. #indigo #tokushima